けやき園より、徒歩5分の場所にある小平市立第十一小学校では、5,6年生を対象とした授業の一環として、総合学習(福祉体験)を実施しています。今回、けやき園の職員が講師として要請を受けましたので、参加してまいりました。
こちらの総合学習では、「人を思いやる心」「自分達でも前向きに応援・手助けできる方法」「周りの人の言葉で安心できること」を学ぶことを目的としており、今回は、2学年合わせて、200名の学生さんが授業を受けました。
5年生の車椅子体験では、車椅子を操作方法と段差や坂道での移動の大変さと、介助される方がどのようなことで怖さを感じるかの体験でした。
6年生の高齢者疑似体験では、アイマスクや疑似体験グッズをつけて、『目が見えない』『体が自由に動かせない』とはどのような状況なのかを体験しました。
当日は、ボランティアグループのぬくもりさんと保護者の方々と一緒に、実体験のお手伝いを行ない、体験後の講義では、講師を担当しました。
体験後の講義の時間には、当園の紹介や高齢者の心理や感じていること、小学生の皆さんができることは何かなどをお話ししました。生徒さん達からは、実体験を通して感じたことやけやき園での生活について、沢山の質問があり、高齢者への興味が深いことを実感しました。また、若い世代の皆様や保護者の方々に、けやき園のことを伝えることができた貴重な機会となりました。
今後も、様々な世代の方々と福祉社会を支えていけるよう、地域の皆様と協力してまいります。