令和最初の新年を迎え、けやき園の屋上からは、雲に隙間から初日の出を眺めることができ、西の方角には、富士山が朝日を浴びてピンク色に染まっていました。
午前中より、多くのご家族が新年の挨拶のために来園され、日常よりも賑やかな様子でした。また、玄関ホールに飾られた生花前では、記念にと家族写真を撮影されていました。昼食時には、皆様と職員で乾杯し、調理師が心を込めて作ったお節料理を楽しみました。
今年の干支である子年は、十二支の中でも最初の年です。
植物が循環する様子を表している十二支の1番目に「子」がきているように、子年を植物にたとえると新しい生命が種子の中にきざし始める時期で、新しい物事や運気のサイクルの始まる年になると考えられています。
ねずみに関する逸話として、神話に大国主命が鼠に助けられたという話があります。神仏習合後、大国主命が大黒天と習合されると、ねずみは大黒天の使いであると言われるようになり、五穀豊穣や実り、財力の意味をもつようになりました。また、ねずみは多くの子を産むため、子孫繁栄を意味するようになりました。
皆様にとって、無病息災で実り多い一年となりますよう、祈願いたします。